庭は主張だ。

おっさんガーデナーが、偏った思考で気に入った植物だけを気が済むまで植えていく、そんな庭のお話。

オーナメンタルグラスたちの芽出し。

グラスたちがぐんぐん伸びてきて、心踊る日々を過ごしている(でも重度のイネ科アレルギー)。

とにかく俺はグラスが好きで、ガーデニングを始めるきっかけもグラスとの出会いがあったから。

それからというもの、グラスを求め花屋を巡り、様々な種を買い漁る日々を送ってきた。ほんとこのままだと地域からグラスが無くなるのではないかと心配したくらいだ(全く無くなることはなかった)。

おそらく花屋の店員さんは俺が来店するたびに「あ、グラスの人また来たよ」みたいな感じでヒソヒソと話していたに違いない。

 ちなみに我がガーデンのグラスの割合は6割ほどで、グラス以外の植物もたくさんある。

それなのに、グラス以外の植物を買うと「あれ、グラス以外も始めたんですか?」みたいなことを未だに言われる。

その度に「いやいや、いつもグラス以外の宿根草も買ってるでしょ!」といちいち伝えるのがルーティンとなっているのだ。

おそらく俺の「グラスの人」というイメージは非常に強烈であり、排水溝の黒いヌメリのようにしっかりと店員さんの脳裏にこびり付いてしまっているのだろう。

まさに「サタデーナイトフィーバー」のイメージが強すぎて悩んでいたジョン・トラボルタと同じ心境ではないか。

早く「グラスの人」から脱皮しなくてはいけない。

 

とりあえずこれまではグラスであれば何でもかんでも植えるというやんちゃな時期を送ってきたが、時が経つにつれ嗜好も安定し、抜いたり、足したりしながらも種も絞られてきた。

しかし、一通り植えるとまた初心に帰ってしまい、つい先日までは飽きてゴミのように扱っていた種を、また急に愛おしく感じてしまう。この「ブームの再来」は必ず訪れることから、一度は戦力外通告を言い渡し引き抜いた種であっても、必ずポット植えで大事にストックしている。

2軍落ちしても、必ず再び日の目を浴びる機会がくることを俺が一番よく知っているからだ。

 

まあそんなわけで現在のグラスたちはこんな感じ。

まずはカラマグロスティス・ブラキトリカ。秋には素晴らしい姿になる。f:id:manicata:20180608203240j:plain

 

カラマグロスティス・カールフォスター。なんでも演じれる名品種。f:id:manicata:20180608203341j:plain

 

カラマグロスティス・オーバーダム。斑入り品種、単独植えが良い気がする。f:id:manicata:20180617101154j:plain

 

 スポロポルス・ヘテロレピスf:id:manicata:20180615173129j:plain若干成長が遅く、スカスカであったが、徐々に密集してきて美しいグラスへと変貌してきた。

 

ペニセツム・レッドヘッド。f:id:manicata:20180608203312j:plain実に丈夫で元気なグラス、昨年は穂がそれほど赤くなかったが今年はどうだろうか?

レッド好きの俺の期待を裏切らないでほしい。

 

ペニセツム・カーリーローズ 、美しい剛健種。f:id:manicata:20180608203448j:plain

 

ペニセツム・モウドリー。芽出しは遅めの、渋い品種。f:id:manicata:20180615173235j:plain 

 

そしてモリニア軍団。

まずはモリニア・ハイデブラウト。f:id:manicata:20180608203327j:plainしばらく2軍生活が続いていたが、ここに来て1軍へ昇格。

一周回ってやっぱり素晴らしいグラス。

 

モリニア・ムーアヘクセ。f:id:manicata:20180608203355j:plainこちらも2軍から昇格、成長はやや遅い。

 

モリニア・エディスダッチェス。f:id:manicata:20180608203411j:plain黒っぽい穂が上がってきた、なんだか良い予感がする。

 

モリニア・カールフォスター、俺好みの巨大品種。f:id:manicata:20180615173031j:plainスカイレーサーよりは扱いやすいサイズ感。

 

そして我が家では最も株数が多いデスカンプシア類。

我が庭の景観を司るメイン品種、ディスカンプシア・ゴールドタウ。f:id:manicata:20180608203424j:plain安定の美しさ、小型なので何個あっても困らない。

 

デスカンプシア・ノーザンライツ、美しい斑入り品種、こちらは群生がベスト。f:id:manicata:20180615172904j:plain

 

アンドロポゴン・スコパリウム、品種は忘れてしまったf:id:manicata:20180608203513j:plain春先のスタートはいまいちだけど、夏から秋にはしなやかな美しい姿に。アムソニア・フブリクティ、ロシアンセージ・リトルスパイヤーとの混植。

 

コリネフォラス・スパイキーブルー。f:id:manicata:20180615173150j:plain一時はものすごく盛り上がってたのに、今は2軍暮らし。

 

パニカム・ローツトラウブッシュ。f:id:manicata:20180615173203j:plain

 

パニカム・ハイリゲルハイン、美しい品種ですごくお気に入り。f:id:manicata:20180615173215j:plain

 

定番、パニカム・ヘビーメタルf:id:manicata:20180615173255j:plain

 

  ヘリクトトリコン・センペルビレンス、最近再び1軍に昇格。f:id:manicata:20180615173243j:plainアムソニア・タベルナエモンタナとバプティシア・パープルスモークと一緒のゾーンへ。 

 

ベニチガヤf:id:manicata:20180615173245j:plain

 

サッカラム・ラベンナエもぐんぐん伸びてきて、今年は雄大な姿を見せてくれそう。 f:id:manicata:20180615173332j:plain

 

サッカラム・パープルピープルグリーター。f:id:manicata:20180615173559j:plain昨シーズンは越冬できなかったが、今年は無事に芽出しを確認。 

 

ミスカンサス・パープルフォールf:id:manicata:20180615173459j:plain

 

やはり、剛健だったムーレンベルギア・レバコニー。 f:id:manicata:20180617230341j:plainカピラリスには散々な目に遭わされてきたが、レバコニーは全個体無事に越冬。

 

日陰の定番、オウゴンフウチソウ。f:id:manicata:20180615173538j:plain

 

こちらも日陰に地味に咲く、ルズラ・ニベアf:id:manicata:20180617230348j:plain

 

ビバ、オーナメンタルグラス!

 

開花。

6月に入り、一気に開花が始まっている。

こちらは巨大なアリウム・グローブマスター、昨年ホームセンターで半額で手に入れた。f:id:manicata:20180607230643j:plain

 

エキウム・ルシカム、ドギツイ赤が若干下品だが、実に面白い形態。f:id:manicata:20180607230631j:plain

 

安定のアヤメ、十勝千年の森の個体。f:id:manicata:20180607225543j:plain

 

ウコンウツギ 、この淡い黄色が素晴らしく美しい。寒冷地在住なら超絶オススメ。f:id:manicata:20180608003039j:plain

 

ディケントラ・ゴールドハート、開花は最も早い部類。f:id:manicata:20180608003113j:plain

 

ゲウム・マイタイも一気に開花。f:id:manicata:20180608003126j:plain

 

ユキザサ、奥ゆかしい美しさ。f:id:manicata:20180608003143j:plain

 

あまりにもオーナメンタルすぎて、若干飽きがきそうなクマガイソウ。f:id:manicata:20180608003142j:plain

 

サルビア・メイドリン(マドレーヌ)、今後の成長が楽しみ。f:id:manicata:20180608003145j:plain

 

ポレモニウム・パープルレインストレイン、日向に移動して最初の春、やはり成長と色味が断然良し。f:id:manicata:20180608003155j:plain

 

バプティシア・パープルスモーク、うっとりするほどの美しさで安定感抜群。f:id:manicata:20180608003327j:plain

 

ピンピネラ・マヨール ロゼア、セリ科一番手はこのお方。f:id:manicata:20180608004931j:plain

目が離せなかった5月。

やっと全てのプランツたちの芽出しが終わった。

5月中は毎日毎日、あちこちからいろんなキャラがどんどん顔を出してくるもんだから、楽しくて楽しくて目が離せなかった。

「あーそうそう、君もいたねー、思い出したわ」ってな調子で、冬の間抑えられてきたエナジーも一気に溢れ出し、日々変なテンションである。

でもやっぱり植えた場所には名札を付けないとダメだな、毎年思っていたのだが今年こそは全個体に札を用意することを決意。

芽出し順にどんどん刺して、位置と名前を全て確認。

成長が最も良いアイランド、すでにアリウム・グローブマスターやケンタウレアらが咲き始めている。f:id:manicata:20180607230218j:plain花が美しいケンタウレア類、我が庭にも複数株植えているが、近所の空き地や道路沿い、ゴミステーションなどあちこちに売るほど自生していることに気がつく。

この種の繁殖力はかなりやばい、このままだと町中ケンタウレアで溢れてしまうではないか。そう考えるとなんだか急に熱が冷めて、モンタナとパープルハート全株を抜いた。

こちらのゾーンのプランツたちも皆元気に芽を出した。f:id:manicata:20180607230235j:plain

 

そして昨年最初に着手したボーダー。まだまだスカスカだけど、順調に成長している。f:id:manicata:20180607230249j:plain

 

ここはヘリクトトリコン・センペルビレンス、バプティシア・パープルスモーク、アムソニア・タベルナエモンタナの混植ゾーン。パープルスモークはすでに咲いている。f:id:manicata:20180607230304j:plain

 

グンネラ・マニカタゾーン、グンネラたちも無事に越冬。f:id:manicata:20180607230316j:plain

 

自宅フロント。半日陰の種類で統一、ロドゲルシア・チェリーブラッシュの芽出しが一番遅かった。f:id:manicata:20180607230329j:plain

 

最近、全然手を付けていないサイドガーデン。雑草で覆われてしまっていたが、いつのまにやらホスタやロドゲルシアが巨大化。左のホスタは巨大種エンプレスウー。成長が楽しみ。f:id:manicata:20180607230343j:plain特にここは一面フキで植栽が埋もれてしまっていたため、除草作業を実施。一心不乱にガンガン抜いていたら、アスチルボイデス・タビュラリスも一緒に抜いてしまう。

 

そして、裏のシェードガーデン。f:id:manicata:20180608002359j:plainほぼ自生種だから、横綱級の安定感。 

裏庭。

裏庭では日陰のプランツたちが動き出していた。

 地味だが、愛着ある自生種たち。

まずはユキザサの群生、今年も見事に咲き乱れてくれるだろう。

f:id:manicata:20180427144510j:plain今年も姿を見せてくれた斑入りのヨブスマソウ、この後踏んづけてしまって葉が落ちる。

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バイケイソウ、これも年々でかくなってきて非常にオーナメンタル。

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ミミコウモリとエゾトリカブト

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マイヅルソウ、かなり広がってきた。

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サンカヨウ、花芽も上がり、もうすぐ開花。

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斑入りオニシモツケ、大好き。

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シラネアオイ

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実生のエゾニュウ、今年は咲くかな。

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今シーズンは半日陰のゾーンをさらに開墾してい予定。

完成したらここのプランツたちはもそちらへ引っ越し。

 

芽吹き。

まだ動きは少ないが、しばししゃがみ込み観察してみると、元気なプランツたちの様子を確認できる。

大好きなエゾノヨロイグサ、こいつは主役級の素晴らしさ。

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エリンギウム・ユッキフォリウム、美しい。株がでかくなってきたことだし成長が楽しみ。

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パンダニフォリウムは玉砕したが、エリンギウム・アガビフォリウムたちは皆元気。

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ケンタウレアたち、なんだか爆発的に増殖しそうな勢いに懸念。

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ポピー、すっとぼけた名前から勝手に好きではない植物に分類していたが、実物のワイルドさを見てすっかり惚れ込み多数植えた。

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惨敗しているカピラリスに変わる救世主として昨シーズン導入したムーレンベルギア・レバコニー。あまり信用していなかったが、本当にカピラリスとは違い剛健そう、こりゃイケるかも。

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ディケントラの面々。

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アスター・リトルカーロウ、この花はすごくいい。満開になるのが楽しみ。

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定番、エキノプス・リトロ。

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ポレモニウムの銅葉種、日陰で育ててた時はその容姿が好きになれなかったけど、日向ではとても素敵に。

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大好きなベロニカストルム・ヴァージニクム、各品種が一斉に芽出し。

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アクタエア・ピンクスパイク、昨年無理やり移植したけど、皆元気そう。

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日々どんどんでかくなっているアリウム・グローブマスター、これすごく良い。

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タリクトラム・アン、日陰から日向へ移動し、初めての芽出し。

これでやっと本来の姿になってくれるはず。

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あー心がウキウキとはまさにこのことだな。





 




2018年シーズン開始。

庭の雪もすっかりなくなり、いよいよ今シーズンの始まり。

昨年造成した庭の水はけが心配であったが、全くノープロブレム。

今年は水害もなく春からすっかり気分が良い。

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まだプランツたちの動きは少ないが、ディスカンプシアの青々さだけはやたらと目立つ。

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昨年は元気がなかったオリエンタルポピー、今シーズンは早々に動き出し元気そう。

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フロントのシェードは地蔵のように動きなし。

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まずはプランツたちの生存確認、ずっと気になっていたエリンギウム・パンダニフォリウムを見る。

こりゃ確実に死んでいる・・玉砕、もう無理をするのはやめよう。

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あと今年はネズミによる食害が実に酷い。

樹木の半分以上が、ズル剥けにされ、中にはビーバーに削られたみたいに細くなって折れてしまっているのもある。

地面も穴だらけで多数の宿根草も被害にあっているようだ。

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犯人はエゾヤチネズミ、実に可愛いらしく愛すべき野ネズミではある。

まあ樹木類や少々の宿根草がやられたぐらいで、心の広い俺はビクともしないのだが、この穴を見て、思わず三度見してしまった。

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ん?え?なに?あれ、ここに植えていたのは確かあの大切な・・・・

あーっ!ホっ、ホっ、ホスタカーリーフライズが全部食われとるやん!

 

俺が心から愛し、手塩にかけて育てあげてきた、そして今シーズンやっと株分けしようと思っていたカーリーズたち。

いつも冷静な俺もさすがにうろたえてしまった。

今回ばかりは、極めて遺憾であることをネズミたちに伝えたい。

本当に失望した。

 

雪解けの裏庭、2018。

2018年園芸シーズン幕開け間近。裏庭はまだこんな感じで、根開きが美しい。

ところどころ地面も見えてきて若干テンションも上がってきたため、自生している緑たちを探しに行ってきた。

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ヒメザゼンソウ

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ちょっと似ているけど、こちらはオオウバユリ。

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エゾノリュウキンカ、すごくかっこいいので食うより庭に植えるほうが好き。

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エンレイソウ

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エゾエンゴサクは変異個体が多し。でも青がいいな。

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日陰のアマニュウ、ここの個体たちは全然大きくなれない。

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オオハナウド、生粋のセリ科好きの俺でも、嫌悪を抱くほど多く生えている。

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大好きなエゾトリカブト。この淡い赤がなんとも言えない危険な美しさを醸し出す。

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サラシナショウマもあちこちから。

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やっと春。

う、うれしい。