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庭は主張だ、マニカタガーデンZ6。

「庭は主張だ」をモットーに、北のおっさんガーデナーが、偏った思考で気に入った植物だけを気が済むまで植えていく、そんな庭のお話。

植物ロンダリング。

毎年ヨーロッパから様々な苗が日本に輸入されているが、元は「日本原産」という種が実に多い。

確かに植生が貧相な地で暮らすヨーロッパ人にとって日本の豊かな植生は魅力的であることは当然で、プラントハンターが盛んに訪れたことからも理解できる。

たいていその土地の価値は地元の人間は気が付かず、無い物ねだりで比較もできる外の人間によって形成されるものだ。

しかし、園芸大国でしかもこれだけの植物が自生していながら、逆輸入品をありがたがって高値で買っている俺。

栽培はできても育種と輸出が産業として発展しなかったのは実に日本らしい。

輸入苗は学名で販売されているので注意が必要だ。

通常、学者やスーパーマニアではない限り植物の学名など覚えない。

せいぜい和名か昔から地域で使われてきた名称が一般的で、他は誰が付けたかわからん胡散臭い商品名の場合も若干ある。

ただ動物も植物も世界共通の名は「学名」であってラテン語なわけだ。

当然購入する際は学名と和名を照らし合わせる作業が必要となってくるのだが、これを怠ったばかりに痛い目もみてきた。

ある冬、「アスペルラ オドラータ」という苗をカタログで見つけた。

俺のプランツアンテナは2秒で反応、「おっこれはいいぜ」とすぐにポチっとジャケ買いしたわけだ。

そして春になり、注文したことすら忘れていた頃に苗が到着。

「あれ?なんでクルマバソウが届いたん?ん?これはもしや・・」そう、俺が注文したアスペルラ オドラータはクルマバソウだったわけだ。

決してクルマバソウが嫌いなわけではない、実際大好きな植物なのだが。。

でもこれを見ていただきたい。

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我が家の裏に自生しているクルマバソウの群生。

吐いて捨てるほどある植物を大枚叩いて買っていたわけだ。

横文字を並べられなぜか珍しく素敵な植物だと勝手に思い込んでしまった俺、舶来物やブランドに弱い俺、ニュヨークから初上陸!ってだけで、実際は何てことないダサい服やまずい飯をありがたがるこの風潮。

たぶんその辺の草を引っこ抜いて一旦ニューヨークやロンドンに送り、そして「欧米のマダムに大人気のプランツ!」という適当な触れ込みで逆輸入すれば、実際俺も含め結構な人が買うと思うわけだ。

この外国コンプレックスの奴隷根性をなんとかしたいと思う今日この頃である。

ポールスミザー氏が言うように、大事な物は足元にあるってことだな。

 

 

 

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