庭は主張だ。

北のおっさんガーデナーが、偏った思考で気に入った植物だけを気が済むまで植えていく、そんな庭のお話。

イワヤツデの芽出し。

 

イワヤツデが顔を出した。

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赤い潜望鏡のようで実に美しい芽出しだ。

別名は「タンチョウソウ」。

こいつとの出会いはたまに訪れる胡散臭い園芸店だった。

カッサカサに乾いて明らかに具合悪そうな苗が破格で売られているのを発見。

しかしそのバランスのとれた美しい容姿に俺は一目惚れ、並んでいた株を全て買ってきた。

実際、地植えしても主張の少ない奥ゆかしきプランツなのだが、「笠智衆」並みの存在感を放っていて、俺の庭には絶対に欠くことのできない重要なキャストだ。

すっかりイワヤツデに夢中になった俺は、こいつに黄金葉が存在することを知り、すぐに探し出し注文を入れた。

根っからの怠け者で普段はピクリとも動かない省エネ体質の俺だが、こと植物に対しての行動力は半端ではない。すぐに結果を出さないと気が済まないのだ。

そして苗が届いた。

奴さんたちは「ん?どこが黄金?」ってくらい青々とした葉を持っていた。

そんな訳はないと再度素直な気持ちでよーく凝視し、若干視界をずらしたりしながら目が疲れるまで工夫して観察してみると、錯覚かもしれないが何となく一瞬だけ色にムラがあるような気がした。

でも「黄金葉」と「一瞬のムラ」は明確に違うはずだ。何だか腑に落ちない気分であったが結局俺はそのまま庭に植えた。

そのムラっ子たちの芽出しももうすぐ始まる。

今シーズンはどんな葉が出てくるか楽しみだ。

まあ例えムラであっても俺は気にしない。

ちょっと高価な普通のイワヤツデだと思えば良いのだ。

 でも何だか腑に落ちない。


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