庭は主張だ。

北のおっさんガーデナーが、偏った思考で気に入った植物だけを気が済むまで植えていく、そんな庭のお話。

ユキザサ。

ユキザサが見頃だ。

学名はMaianthemum japonicum

日本固有種ではないが、世界に誇れるプランツの一つである。

北海道は春と夏が同時にくるような状態だから、庭のあちこちで「見頃」が同時進行するため、ほんと目が離せない。

まあそれにしてもこんな美しいやつらが身近に暮らしているなんて、この地は本当に素晴らしい。

f:id:manicata:20160609193722j:plainユキザサは北海道では「アズキナ」と呼ばれ、山菜として消費されている。

時期になると、ビニール袋を持ったおっさんおばさんが代わる代わる他人の土地へと勝手に踏み入り、この美しい植物をガンガン摘み取っていくわけだ。

俺は言いたい、フキなら良いけどユキザサはやめてくれと。

こんな素敵なプランツは食うよりも栽培して鑑賞した方が、我々人類にとって何倍も効能があるはずだ。

まあ一万歩譲って、何が何でも「ユキザサ」を食いたいのなら、自分で食う分は自らで栽培すべきで、野山から無秩序に奪取し続けることはやめるべきだろう。

地域絶滅するまで食べきるなんて、いくら何でも民度が低すぎる。

どうか平成を生きているちびっ子たちには、こんな美しい植物を見て「うまそう」などと言うデリカシーのないおっさんにはなってほしくない。

そんな大人達を尻目に、花瓶に生けたり、鉢で育て愛しむような、粋な大人になって欲しいと心から願っている。